祭りの黒子
今年は、夏が長い。
9月も半ばなのに、暑苦しさからは開放されない。
葉歩花庭も、今年は暑い夏を経験した。
初参加の神楽坂まつり 。
毘沙門天前のポールポジションとはいかなかったものの、
まずまずの場所を確保できた。
メニューは、スタッフ皆で話し合い、
紆余曲折はあったものの、オーソドックスなに串焼きに決まった。
内容はいいものにしたいので、三元豚と天然の鮪を使うことに、
しかし、それだけでは、女性心は掴めない。
万願寺唐辛子などの、夏の京野菜を挟み込むことにした。
何回か試食をして、三元豚は味噌ソースで マグロは生姜醤油焼き。
「これ、うまい。」
1日目は軽く流して様子を見て と思いきや・・・
売れ行きがとてもいい、と言うか焼くのが間に合わない状態。
屋台で売り子をしている妹達から、催促の電話が鳴る鳴る。
かなり、焦ってる。
こっちも焦る。必死で店で焼いて屋台に持っていくと、その場で売れてなくなってしまう。
そんなバタバタ戦の1日目が終わり。
結果的に、2日分と考えて仕込んだ串焼きが
1日で売れてしまった(皆さまありがとうございました)。
2日目は材料を追加し、築地に行き、早朝から「串焼き 葉歩花庭」の準備、
2日目は店の予約も満席状態。焦る。
1日目の二の舞を踏まない様に、スタッフ一丸となって、切る、挿す、焼くをくり返す。
店と屋台を何往復したかわからないくらい、みんな汗だくだった。
そんな熱すぎた祭りだったが、何かをやり遂げるのは気持ちいい。
皆が、いい顔をしていた。
こういう経験は必要だとつくづく思う。
神楽坂に移って約6年、
今回の祭りに参加することができて、やっと神楽坂の一員になれた気がした。
暑い中お越し下さった皆様、ありがとうございました。
また来年も参加させていただく予定ですので、
よろしくお願い致します。
シェフ
2012年09月25日
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