2012年09月18日

花日記 番外編

ひょうたん1.jpg9月は、秋祭りの季節。
私の地元、椎名町でもお祭りがある。

長崎神社礼大祭。
祭りの2日間は、近隣の駅からはもちろん、
少し遠くからも人が訪れる。

神輿の数は、長崎1丁目から千早町、南長崎まで6基ほど。
太鼓やお囃子に混じりあい、
「せいやっ、せいやっ」と威勢の良い掛け声が夜まで鳴り響く。

普段は、ひっそりとした長崎神社も、この日は、その周辺を含め、
さまざまな露店が立ち並ぶ。
ざっと、150店舗はあるだろうか。

それでも、私の子供の頃とは、変わってきている。
ひよこ売りやプラスチック製のままごと屋、
あんずやすももの水飴、ソースせんべいなどは姿を消し、
少子化のせいか、大人向きの露店の割合が増えたと感じる。

いつもは、目で楽しむことの多い露店だが、
今年夏は、なんといっても、神楽坂ほうずき市への初めての出店をしたので、
来年の参考にと、いろいろ買っては試食。お祭り気分を堪能。

これには、当たりはずれがあったが・・・やはり神楽坂の露店とは違う。
神楽坂の露店は、どこで買っても、お得で美味しいのだから。


お祭り3.JPGさて、はじめての出店のお品書きは、

三元豚と夏野菜の串焼き
天然鮪と夏野菜の串焼き
蒸し焼き枝豆
ミニもろこし など。

みなさんから 「美味しい!」 「美味しい!」 と、お声を頂き、ありがたい限り。
お得意さまからは、「これは原価割れだな!」と、

「はい、その通りです」xxx(笑)。

今回の出店にあたり、シェフをはじめスタッフは、裏方をしっかと勤め上げ、
表舞台は、私の妹と妹の友人、この2人に託すことに。

妹は、早稲田店のオープニングスタッフでもあったので、
「懐かしいお客さんに会えるといいなぁ」と幕を開けた。

私より、はるかにお祭り体質な妹。小さな期待はしていたものの、
威勢良く売りさばいていく姿には、目を疑った。
「一体、何処で習ったのかしら?」と。
妹の友人の真理ちゃんも、妹とは一味違う接客で、手際もよく頼もしい。

ならば、私もと、「いらっしゃいませ〜」、

すると2人から、笑いが 「みい姉〜!声小さい、全然聞こえない!!」
そうそう、そもそも向いてないのだから・・私は裏方に徹します(笑)。

沢山のお客さんの中に、お得意さまのお顔が、ひょっこり現れる。
「来たよ〜」と、 それがこんなにも嬉しいなんて。
極暑の中、足を運んで下さり、頭の下がる思いで、
声をかけさせていただけば、また妹が「声、届いてないよ」
(いいの!!気持ちが伝われば!この大声娘がっ!)と心の中で。

人波が、少し引くと大家さんが登場。
「今、焼いているの全部頂戴!」と盛り上げて下さり、泣けてきます。
「お兄さん男前〜」と妹。(お願いだから、黙って!)

その後も、生ビールのさし入れや、カクテルのさし入れまで、
これがまた、美味しすぎる。
妹たちのテンションは、ますます上がり。
まさに、祭り。 

おかげさまで、2日間ともに完売。

浴衣3.jpg

串焼きが終わってからも、「まだまだ、お酒を売り切るよ〜」と、
最後は「ジャパニーズ・サケ」と、
外国の方とスタンディングバーと化させていた。

あっぱれの女子力。
根性あるわ〜と、ひたすら感心していた私。

たくさんの数を売り切ることが出来たのも、
裏方スタッフの頑張りに支えられてこそのこと。

いい連携だった。
皆でかいた汗は、どれだけのものかと。

裏方はなしは、またシェフの築地日記でしてもらおう。

さて、来年はどうなることか、
進化形をお楽しみに。

お暑い中、足を運んで下さったみなさま、
誠にありがとうございました。


posted by naoko at 18:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 花日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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